マンションを高く売却する7つのコツ!売れない場合の対処法も解説

実は、マンションは工夫次第で高く売れる可能性があります。これからマンションを売るつもりだったり、売りには出してみたもののうまくいかなかったりする場合は、方針をしっかり考えましょう。今回の記事では、マンションを売ろうとしている人、すでに売りに出している人のために、マンションを高く売却するコツや、売れない場合の対処法について解説します。

目次

マンションを高く売却する7つのコツ

マンションを高く売却するコツとして、以下の7点について解説します。

  • 余裕を持ったスケジュールを立てて売却を進める
  • 複数の不動産会社に査定を依頼する
  • 信頼できる不動産会社を選ぶ
  • 適切な価格設定を行う
  • 内覧前の準備を十分にしておく
  • 売却にかかる費用をできるだけ抑える
  • 売却のタイミングにも工夫を

適切なタイミングで、しっかりとした準備の上で臨むことが重要です。

余裕を持ったスケジュールを立てて売却を進める

マンションを売る際は、余裕を持ったスケジュールを立てて進めましょう。例えば「子どもの学校入学に間に合わせるため、2月末までには売って、3月中に引っ越しておきたい」というように、売却しなくてはいけない明確な事情があったとします。

具体的な行動を起こすのが遅かった場合、間に合わせるために納得がいかない条件で売り急いでしまう可能性もゼロではありません。

個々のケースによっても異なりますが、マンションを売るためには大体半年程度かかるのが一般的です。先ほどのケースでいえば、遅くても前年の8月頃から動いておくのが好ましいでしょう。

複数の不動産会社に査定を依頼する

マンションの売却価格を査定するにあたっては、複数の不動産会社に依頼するのが好ましいです。複数の不動産会社に依頼することで、おおよその相場価格がわかるので、適切な売り出し価格を設定しやすくなります。

ただし、複数の不動産会社を自分で選んで連絡するのはあまり効率的ではありません。一括査定サービスを使い、複数の不動産会社に連絡を取ってみましょう。一括査定サービスなら、イエカカクの一括見積がおすすめです。簡単に情報を入力するだけで、最大6社までの不動産会社に一括で査定を依頼できるので、時間も大幅に節約できます。

信頼できる不動産会社を選ぶ

信頼できる不動産会社にマンション売却を依頼するのも、非常に重要です。そもそも、マンションを含めた不動産の売買では、数千万円~数億円のお金が動きます。加えて、不動産会社の担当者の対応次第で大幅に結果が変わる以上、信頼できる人に任せるに越したことはありません。

査定額も重要ですが、不動産会社の担当者が信頼に足るかもしっかり見極めましょう。具体的には、以下の点において問題がないかを確かめてみてください。

  • 正直で丁寧か
  • 親身になってくれるか
  • マナー、身だしなみに問題はないか
  • 話をしっかり聞いてくれるか
  • レスポンスが早いか
  • 知識・経験があるか
  • 強引な対応をしないか
  • 明るく人当たりが良いか

適切な価格設定を行う

適切な価格設定を行うことがマンションを高く売却するコツのひとつです。前提として、売却価格は自由に設定してかまいませんが、周囲の相場に比べあまりに高い額を設定するのは好ましくありません。なかなか購入希望者が現れず、最終的には値下げを余儀なくされる可能性もあります。

逆に、あまりに低い額を設定してしまうと、早期に売れるかもしれませんが、損をするおそれが高くなるため避けた方が無難です。

不動産会社による査定結果を見たうえで、周辺の相場も鑑みた合理的な売却価格を設定しましょう。

内覧前の準備を十分にしておく

内覧前の準備を十分にしておくことがマンションを高く売却するコツのひとつです。見た目がきれいであれば、購入希望者に与える印象も良くなるため、結果として早期に売れる可能性が出てきます。水回りなど、汚れが目立ちがちな部分は特に念入りに掃除しましょう。自分たちでやる時間がなければ、家事代行サービスなどを依頼して対応するのも方法の1つです。

また、急な内覧にも対応できるよう、部屋は常にきれいにしておきましょう。不要なものがあれば、処分するなどして物を減らすのも重要です。

売却にかかる費用をできるだけ抑える

売却にかかる費用をできるだけ抑えることがマンションを高く売却するコツのひとつです。そもそも、マンションを含めた不動産の売却には、ある程度費用がかかります。マンションを高く売却できたとしても、売却にかかる費用が高ければ、結果として損をしてしまうかもしれません。

マンション売却の費用を抑えるには、以下の点を工夫してみましょう。

  • 利用できる税制優遇策をフル活用する
  • ハウスクリーニングなどのサービスが使える不動産会社を選ぶ
  • 火災保険料、住宅ローン保証料、固定資産税・都市計画税の清算金など売却時に返却されるお金を知っておく

売却のタイミングにも工夫を

売却期限等が特にない場合はいつマンションを売りに出すかタイミングも大事だと言えます。需要が多くなる時期に売り出したほうが、欲しがる人が多い以上、高い価格で売れる可能性があるためです。

需要が多くなる時期、という意味では、毎年2~3月に売り出せるように動くのが適しています。会社や学校の新年度が4月に始まる以上、新生活が始まる前に新しい家を確保したいと思う人が増えるからです。

逆に、4月や5月だと需要が落ち着きがちになるので、購入希望者がなかなか現れないかもしれません。ただし、人気のエリアにある駅近物件など、ある程度の需要が見込める物件であればこの限りではないでしょう。

高く売却できるマンションの特徴

高く売れるマンションの特徴は以下の通りです。

高く売却できるマンションの特徴
  • 複数路線が使えるなど、人気のエリアにある
  • 最寄り駅から近い
  • 管理体制に特段問題がなく、入居者の満足度も高い
  • 3LDKのファミリータイプなど一般的な間取りである
  • 近隣にスーパー、ショッピングセンター、医療機関、学校などがある
  • 大手デベロッパーが手掛けている

これらのマンションは、生活するうえで利便性が高く、快適に暮らせそうだからという理由で一定の需要が見込めるため、高く売却できる可能性があります。

売れにくいマンションの特徴

逆に、売れにくいマンションの特徴は以下の通りです。

売れにくいマンションの特徴
  • 最寄り駅からの距離が長い(徒歩7~10分以上)
  • 「郵便受けにチラシがあふれている」など管理状況に問題がある
  • 広めのワンルームなど間取りの使い勝手が悪い
  • 管理費や修繕積立金が高い
  • 宅配ボックスなどの設備がない
  • 近隣にスーパーや医療機関がない

一言でまとめると、不便で管理状況に問題があり、安心して住めそうにないと判断されるマンションの場合、売却活動で苦戦するかもしれません。

マンションがなかなか売却できないときの対処法

マンションがなかなか売却できない場合、そのままにしておくのではなく、状況に適した対応を選びましょう。具体的な対処法について、詳しく解説します。

  • 依頼する不動産会社を見直す
  • 販売活動の方向性を見直す
  • 販売価格を見直す
  • ハウスクリーニングや修繕をして売却する
  • 不動産買取も検討する

依頼する不動産会社を見直す

マンションがなかなか売却できないときは、依頼する不動産会社を見直してみましょう。売ろうとしているマンションが市場のニーズと合わない場合、購入希望者が現われにくいのも事実です。

例えば、ワンルームマンションをファミリー層の需要が高いエリアで売るのはかなり厳しいかもしれません。しかし、多用な顧客層を持つ大手不動産会社に依頼すれば、訴求できる買い手の母数が増えるため、購入希望者が見つかる可能性が出てきます。

ただし、不動産会社と専属専任媒介契約もしくは選任媒介契約を結んでいた場合、3ヶ月の契約が満了するまでは他の不動産会社に依頼することができません。3ヶ月経って進展がなければ、不動産会社の切り替えを検討する前提で動きましょう。

販売活動の方向性を見直す

マンションがなかなか売却できないときは販売活動の方向性を見直すことがひとつの手段です。

例えば、若いファミリー層が多く住んでいるエリアで販売活動をするにもかかわらず、チラシのポスティングやWEBサイトへの基本的な情報掲載だけで済ませている場合、なかなか購入希望者が現れないかもしれません。WEBサイトに載せる写真を増やしたり、動画も入れてみたりなど、物件に関する情報を増やす工夫が必要です。

また、担当者の経験や力量も問題になります。あまりマンション売却の経験・知識がなく、結果を出せていない場合は、担当者の変更を依頼してみましょう。

販売価格を見直す

マンションがなかなか売却できないときは販売価格を見直しましょう。前述したように、マンションの売却価格は売主の意向で決めて構いません。そのため「十分な買い替え資金を確保したいので〇千万円で売りたい」など、売主の意向が強く反映された販売価格が設定されることもありえます。

しかし、あまりに周辺の相場とかけ離れた販売価格だった場合、なかなか購入希望者が現れないかもしれません。このような場合、周辺の相場と近い額にまで販売価格を下げることで、あっさり売れる可能性があります。

ただし、むやみに販売価格を下げるのは、いわゆる「訳アリ物件」と誤解されるおそれがあるため、担当者と話し合って進めていきましょう。

ハウスクリーニングや修繕をして売却する

マンションがなかなか売れない場合は、ハウスクリーニングや修繕を施して売却しましょう。理由は簡単で、見た目がきれいであればそれだけ購入希望者も現れやすくなるためです。自室をきれいにするとともに、エレベーターホールや郵便受けなどの共用部分が汚れていないか確認しましょう。汚れがひどいようなら、管理会社に連絡して対応してもらう必要があります。

ただし、大規模なリフォームまでは必要ありません。それなりにお金や時間がかかるので、リフォームを施して自分好みにしたいという購入希望者にアプローチしたほうが現実的である可能性が高いからです。このあたりも、不動産会社の担当者と話し合って方針を決めましょう。

買取も検討する

マンションがなかなか売却できず、引っ越しまでのタイムリミットが迫っている場合は、買取も検討しましょう。買取とは、文字通り不動産会社に物件を買い取ってもらうことです。

不動産会社によっては買取に対応していないことがあるため、まずは対応の有無を確認しましょう。なお、買取によって処分する場合、仲介のときよりも低い価格になる可能性が高くなっています。自分が希望する条件で手放せないこともあるため、時間的猶予があるならまずは仲介で進め、難しくなったら買取に切り替えるなど、スケジュールを考えて使い分けましょう。

マンションを売却するまでの流れ

マンションを売却するまでの流れは以下の通りです。

マンションの売却手順
  1. マンションの相場を調べる
  2. 不動産業者に査定を依頼する
  3. 不動産業者を選ぶ
  4. 販売活動を行う
  5. 売買契約の締結・マンションの引き渡し

1.マンションの相場を調べる

まずは、マンションの相場を調べましょう。マンションの相場は以下のサイトを使えば簡単に調べられます。

不動産情報ライブラリ  国土交通省が運営。不動産価格(取引価格や公示価格など)や防災情報など、様々な不動産情報の閲覧が可能
レインズ・マーケット・インフォメーション  国土交通大臣指定の4流通機構が運営。実際に日本国内で売買された物件について、価格情報の検索が可能  
不動産情報サイトに掲載されている売り出し事例不動産情報サイトによっては、地域を指定すると物件の売り出し事例を閲覧できることがある

2.不動産業者に査定を依頼する

相場を調べたら、不動産業者に査定を依頼しましょう。ポイントは複数の不動産業者に査定を依頼することです。複数の査定結果を比較することでより正確な「望ましい売却価格」が分かるようになります。

不動産業者によっては顧客を獲得するために相場より高い査定結果を提示してくることがありますが、あまりに高い場合は根拠を聞いたほうが無難です。明確かつ納得がいく根拠が得られなければ、依頼は見送ったほうが良いでしょう。

また、査定を依頼する際は、一括見積もりサイトを使うと、大幅な時間の短縮になります。ただし、サイトによっては対応できる地域が限られていることもあるため注意しなくてはいけません。イエカカクの一括見積もりは、全国47都道府県に対応済みなので、マンションがある場所を問わず依頼できます。

3.不動産業者を選ぶ

査定を受けたら、不動産業者を選びましょう。前述したこととも重複しますが、「担当者が信頼に足る人物であること」は非常に重要です。メールや電話でのやり取りをしていてストレスを感じるようなら、思い切って担当者を変更してもらったり、依頼する不動産業者自体を変更したりすることも検討しましょう。

なお、不動産業者に依頼する際は、以下の3種類の契約のうち、いずれか1種類の契約を締結することになります。

項目一般媒介契約専任媒介契約専属専任媒介契約
複数社への依頼  可能     不可     不可
自己発見取引     可能     不可      不可
契約期間                                           制限なし(ただし3ヶ月以内を推奨)3ヶ月以内3ヶ月以内  
レインズ登録任意義務(媒介契約締結から7日以内)    義務(媒介契約締結から5日以内)
販売活動の報告  任意                2週に1回以上1週に1回以上

一般媒介契約が最も自由度が高いですが、精力的に販売活動を行ってくれない可能性もあります。専任媒介契約か専属専任媒介契約を締結し様子を見て、3ヶ月経過後に契約を更新するかを考えても良いでしょう。

4.販売活動を行う

不動産業者と契約を結んだら、販売活動に入ります。個々の不動産業者によって展開する販売活動はさまざまですが、例として考えられるものは以下の通りです。

販売活動の例
  • レインズ(指定流通機構)への登録
  • 新聞広告への掲載
  • 大手ポータルサイトや自社サイトへの掲載
  • SNSでの情報発信
  • チラシのポスティング
  • 自社もしくは他社の顧客への紹介
  • 周辺業者への営業活動
  • 現地案内
  • 内覧の準備・実施

若いファミリー層が多く住むエリアにアプローチするなら大手ポータルサイトへの掲載やSNSでの情報発信など、ターゲットに応じた広告媒体を使い分けられることも重要です。

なお、原則として販売活動にかかる費用は不動産業者が負担します。ただし、なかなか売れないため特別な広告方法を依頼した場合などは、売主が追加費用を負担することになるため事前に確認しましょう。

5.売買契約の締結・マンションの引き渡し

購入希望者と条件・価格面での交渉を行い、まとまったら売買契約を結びます。その際、宅地建物取引士が重要説明を行うので、わからない点があれば必ず質問しましょう。契約を締結した後のキャンセルは、契約違反として違約金支払いの対象になるため注意しなくてはいけません。

売買契約を締結し、決済が完了次第、物件の引き渡しに進みます。契約で決めた引き渡し日に間に合うよう、片付けと引っ越しを進めてください。また、住宅ローンの残債がある物件だった場合、完済をもって抵当権抹消手続きを行います。具体的な手順は不動産業者および金融機関の担当者に聞いておきまましょう。

マンション売却ならイエカカクがおすすめ

マンション売却にはさまざまなコツがありますが、特に重要なのが「適切な売却価格を設定する」ことです。そのためには、複数の不動産会社による査定結果を見比べ、合理的な価格を知ることが必須になります。

イエカカクの一括見積もりは、必要事項を入力して送信するだけで、最大6社の不動産会社に査定を依頼することが可能です。実績豊富な不動産会社が登録されており、中には1,000万円以上高く売れた事例もございます。47都道府県に対応済みで日本全国どこにあるマンションでも利用できる、イエカカクの一括見積もりをまずはお試しください。

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