マンション売却のための不動産会社の選び方をわかりやすく解説!

マンションをより高い価格でスムーズに売却するには、自分に合った不動産会社を選ぶことが大切です。しかし、どのような不動産会社を選べばよいのかわからない方は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、マンション売却を依頼する不動産会社の選び方を解説します。不動産会社の大手と中小のメリット・デメリット、買取や仲介の違いも紹介しているので、依頼先に悩んでいる方は参考にしてみてください。

目次

マンション売却における不動産会社の重要性

マンション売却における不動産会社の役割は、売主の代わりに買主を見つけて、よりよい条件でマンションを売却することです。どの不動産会社に依頼するかによって、納得のいくマンション売却を進められるのかが大きく変わります。

例えば、販売力に強みをもつ不動産会社を選べば高い価格で売却しやすくなり、宣伝活動に力を入れている不動産会社では買主をスムーズに見つけやすくなるでしょう。

安心してマンション売却を進めるためにも、不動産会社の選び方を押さえておくことが大切です。

マンション売却のための不動産会社はどうやって探す?

納得のいくマンション売却を叶えるにも、複数の不動産会社を比較したうえで選ぶようにしましょう。

最初から1社に絞ると、その不動産会社が自分に合ったところなのかを判断する材料が少なくなってしまいます。例えば「A社はB社と比較して査定額が高いが、B社よりマンション売却の実績が少ない」といったケースでは、必ずしも査定額の高いA社が適切であるとは限りません。

しかし、不動産会社のホームページなどで1社ずつ調べたり査定依頼をしたりすることが手間に感じる人は多いでしょう。不動産会社を効率的に比較するには、一括見積もりサイトの「イエカカク」を利用するのがおすすめです。

イエカカクでは、査定申し込みフォームに必要事項を入力するだけで最大6社を手軽に比較できます。優良な不動産会社も集まっているので、安心して依頼できるところを見つけられるでしょう。

マンション売却における不動産会社の選び方以外のコツは、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:マンションを高く売却する7つのコツ!売れない場合の対処法も解説

大手不動産会社と中小不動産会社ではどちらがいい?

マンション売却を大手と中小の不動産会社のどちらに依頼すべきか悩んでいる人は多いでしょう。どちらが適切なのかは、重視するポイントやマンションの特徴によって異なります。

大手と中小の不動産会社の違いは、以下のとおりです。

不動産会社特徴
大手不動産会社・買主の情報が集まりやすい
・宣伝力に強みがある
・営業店の数が限定されている
中小不動産会社・地域情報に詳しい
・柔軟に対応してもらいやすい
・情報の拡散力が弱い傾向がある

ここからは、大手と中小の不動産会社にマンション売却を依頼するメリット・デメリットを詳しく紹介します。

大手不動産会社

大手不動産会社にマンション売却を依頼するメリット・デメリットは、以下のとおりです。

メリットデメリット
・認知度が高いことから買主の情報が集まりやすい
・テレビやSNSを使った宣伝活動に強みがある
・ハウスクリーニングなどのサービスが充実している
・営業店の数が限定されている
・地域情報にあまり詳しくない場合がある

これらのメリット・デメリットを踏まえ、以下のような人は大手不動産会社を選ぶのがおすすめです。

大手不動産会社でマンションを売った方がよい人
  • 人気エリアにあるマンションを売りたい人
  • 最新設備が整っているマンションを売りたい人
  • 新しく開発された住宅地にあるマンションを売りたい人

人気エリアにあったり最新設備が整っていたりするマンションは、需要が高い傾向があり、広告活動に力を入れることでより多くの買主を見つけやすくなります。そのため、広告活動に強みをもつ大手の不動産会社に依頼すると、納得いく価格で売却できる可能性が高まるでしょう。

また、新しく開発された住宅地は、地元だけでなく全国から買主が見つかる可能性があります。より広いエリアに広告を出せる大手不動産会社であれば、好条件で購入してくれる買主を各地から見つけやすくなります。

中小規模の不動産会社

中小規模の不動産会社にマンション売却を依頼するメリット・デメリットには、以下のようなものがあります。

メリットデメリット
・地元密着型でエリア情報を活用した営業に強みがある
・柔軟な対応をしてもらいやすい
・独自の見込み顧客を抱えているケースがある
・情報の拡散力が弱い傾向がある
・担当者によって知識量や営業力の差が大きい傾向がある

中小規模の不動産会社が向いている人は、以下のとおりです。

中小規模の不動産会社でマンションを売った方がよい人
  • 郊外や田舎にあるマンションを売りたい人
  • 築年数が経過しているマンションを売りたい人

郊外や田舎にあったり、築年数が経過していたりするマンションをスムーズに売却するには、そのエリアならではの強みをアピールする必要があります。エリア情報に詳しい中小規模の不動産会社であれば、エリア情報を活用して売却活動を有利に進めてくれるでしょう。

加えて、地元に密着している中小規模の不動産会社であれば、独自の人脈で買主候補を見つけてくれる可能性があります。

マンション売却のための不動産会社の選び方

マンション売却のための不動産会社は、以下のポイントを踏まえて選びましょう。

  • 査定額の根拠で選ぶ
  • 宅地建物取引業の免許の有無で選ぶ
  • 実績で選ぶ
  • 地域事情を理解しているかで選ぶ
  • 担当者との相性で選ぶ
  • 囲い込みを行っていないかで選ぶ
  • 口コミや評判から選ぶ

ここからは、マンション売却を依頼する不動産会社の選び方を詳しく紹介します。

査定額の根拠で選ぶ

マンション売却を依頼する不動産会社を選ぶ際は、査定額だけでなく、その根拠を聞くことが大切です。根拠をていねいに説明してくれる不動産会社であれば、信頼してマンション売却を任せやすい傾向があります。具体的には、売りたいマンションに類似した直近の取引事例を示しながら説明してくれる会社が理想的です。

一方、根拠があいまいな不動産会社は、最終的に大幅な値下げを求められる可能性があります。納得できる価格で売却するためにも、明確な根拠を提示できない不動産会社に依頼するのは避けましょう。

複数社に査定依頼をするときは、一括見積もりサイトの「イエカカク」を利用するのがおすすめです。イエカカクでは、査定申し込みフォームに必要事項を入力するだけで、最大6社を手軽に比較できます。

宅地建物取引業の免許の有無で選ぶ

不動産仲介を営むには、宅地建物取引業の免許を取得することが義務付けられています。宅地建物取引業の免許がない不動産会社は、法律を守らず無許可で営業していることになるので、信頼できる不動産会社とはいえません。

なお、宅地建物取引業の免許を取得している不動産会社のなかから、さらに安心して任せやすいところを見つけるには免許番号を確認するのがおすすめです。免許番号は「国土交通大臣(3)第〇〇〇号」「東京都知事(7)第〇〇〇号」のように記載され、カッコ内の数字は免許の更新数を表します。

宅地建物取引業の免許は、5年に1回更新しなければならないため、カッコ内に「7」が記載されていれば免許を6回更新していることがわかります。したがって、少なくとも30年は続いている不動産会社であると判断できるのです。

基本的に事業経歴が長い不動産会社は、実績や顧客、地域に関する情報を豊富に保有している特長があります。判断材料のひとつとして事業経歴を知りたいときは、免許番号からチェックしてみましょう。

実績で選ぶ

不動産会社を選ぶ際は、あらかじめホームページなどで取引実績を確認しておきましょう。取引実績が多い不動産会社は、豊富なノウハウを活かして売却活動をスムーズに進めてくれる可能性があります。

なかでも、エリアや築年数といった売りたいマンションの条件と類似した物件の売却実績が多い不動産会社であれば、より高い金額でスムーズに売却しやすくなります。

自分に合った不動産会社を見つけるためにも、実績数や直近の販売事例を確認したうえで不動産会社を選ぶようにしましょう。

地域事情を理解しているかで選ぶ

「どのようなマンションの需要が高いのか」「間取りや立地など、どのポイントをアピールすれば買主が見つかりやすいか」は、地域事情によって異なります。地域事情を理解している不動産会社であれば、その地域のニーズを踏まえた適切な売却方法を提案してもらえるでしょう。

また「広い駐車場を利用したい」「投資用のマンションを購入したい」といった地域住民のニーズにあわせた営業をすることで、より高い金額で売却できる可能性もあります。

担当者との相性で選ぶ

マンション売却では、基本的に買主が決まるまで同じ担当者と売却活動を進めます。売却活動は3ヶ月以上かかることが多く、担当者とは長い付き合いになるため、相性の良し悪しも重要なポイントです。

担当者のコミュニケーションや対応に違和感があると、要望を伝えられなかったり、気になることを相談できなかったりする可能性があります。そのため、実績が豊富な不動産会社でも相性の合わない担当者にあたると、納得のいく条件でマンションを売却するのが難しくなります。

担当者との相性が悪いと感じたときは、その不動産会社への依頼を避ける、もしくは別の担当者に変更してもらうのがよいでしょう。

囲い込みを行っていないかで選ぶ

囲い込みとは、売主から売却依頼された物件を他の不動産会社に契約させないようにする行為を指します。例えば、他の不動産会社から「マンションを気に入った顧客がいるので案内したい」と問い合わせがきても「買主がすでに見つかった」といった嘘をついて断る行為などがあります。

一部の不動産会社が囲い込みをする理由は、自社で買主を見つけられれば、売主と買主の両者から仲介手数料を受け取れるためです。しかし、売主にとってはアプローチできる買主が減ってしまうことで「売却までに時間がかかりやすい」「値下げを何度も要求される」といったデメリットがあります。

納得いく価格で売却するためにも、囲い込みをしていない信頼できる不動産会社を選びましょう。

口コミや評判から選ぶ

不動産会社のホームページからは、不動産会社の雰囲気や担当者の質まで把握することができません。口コミや評判を通して、実際に利用した人の意見を確認すれば、自分に合う不動産会社なのか判断しやすくなります。

すべての意見を鵜呑みにする必要はありませんが、悪い内容があまりにも多い不動産会社は依頼するのを避けた方がよいでしょう。

マンション売却は買取と仲介はどちらがいい?

マンションを売却する代表的な方法には、買取と仲介があります。仲介は不動産会社を通して買主を探す方法に対し、買取では不動産会社が直接買い取ります。

買取と仲介の主な違いは、以下のとおりです。

買取仲介
買主不動産会社主に個人
売却期間1ヶ月前後3~8ヶ月
価格市場価格より下がりやすい買取より高い価格で売れやすい
仲介手数料の有無かからないかかる
販売活動なしあり

ここからは、買取と仲介のメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

買取

不動産会社に直接マンションを売却する買取には、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
・早期に現金化できる
・仲介手数料がかからない
・買主が見つかりにくい物件でも買い取ってもらいやすい
・周囲に知られずに売却できる
・売却価格が市場価格より下がりやすい
・最終的にどんな人に買われたのかがわからない

買取でマンションを売るのがおすすめなのは、以下のような人です。

買取でマンションを売った方がよい人
  • マンションを可能な限り早く売りたい人
  • 買主が見つかりにくいマンションを売りたい人
  • マンションを売り出すことを周囲に知られたくない人

買主が見つかるまで売却できない仲介と異なり、不動産会社に直接売却する買取は早期にマンションを現金化できます。また、買主を探すためにチラシを配布したりインターネットに物件情報を載せたりすることがないため、マンションを売り出すことを周囲に知られたくない人にもおすすめです。

不動産買取のメリット・デメリットは、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:不動産買取りとは?メリット・デメリットや仲介との違いをわかりやすく解説

仲介

不動産会社を通して売主を見つける仲介には、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
・買取より高い価格で売却しやすい
・不動産会社のアドバイスやサポートを受けながら買主を探せる
・すぐに買主が見つからない可能性がある
・仲介手数料がかかる

仲介でマンション売却を進めるのが向いている人は、以下のとおりです。

仲介でマンションを売った方がよい人
  • より高い価格でマンションを売りたい人
  • ある程度の需要が見込めるマンションを売りたい人
  • 買取のメリットを感じない人

仲介では買取より高い価格で家を売却できる可能性があります。そのため「早く現金化できる」「マンションを売り出していることが周囲に知られにくい」といった買取ならではのメリットに魅力を感じない場合は、仲介を選ぶのがおすすめです。

マンション売却を検討しているならイエカカクがおすすめ

納得のいくマンション売却を進められるかは、どこの不動産会社に依頼するかによって異なります。そのため、マンション売却の依頼先は、複数社比較したうえで選ぶことが大切です。

より高い価格でマンションを売却するためにも、査定額の根拠が明確であったり、マンション売却の実績が多かったりする不動産会社を選ぶようにしましょう。複数の不動産会社を比較するときは、一括見積もりサイトの「イエカカク」を利用するのがおすすめです。

イエカカクでは、査定申し込みフォームに必要事項を入力するだけで最大6社を手軽に比較できます。
イエカカクを活用して、マンション売却に強い不動産会社を見つけましょう。

マンション売却の準備のポイントや中古マンションを売却するときの注意点は、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:マンション売却の流れ!必要な準備から手順までわかりやすく解説
関連記事:中古マンション売却の注意点!流れや費用、売れないときの対処法を解説

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